工事の手順や種類
2019.09.20
エアコン工事って複雑で、わからない単語が多くありませんか?
これから、エアコン室外機特殊工事についてシリーズ形式で解説していきます!
今回はシリーズ1「公団吊り」について簡単にご紹介いたします。
公団吊りとは、天井から専用の金具を使って室外機を吊るす方法で設置すること。
主にマンションやアパートなどのベランダのスペースが限られている場所に多く見られます。
意外と多く使われている設置方法なので、一度周りのマンションを見渡してみてくださいね。
マンションやアパートなどで、ベランダが狭い場合は公団吊りが最適です。
室外機を上に吊るすことで、床面を自由に使うことができます。
家庭菜園を楽しんだり、洗濯ものを干したり、広々と使えますよね。
室外機は室内と外の空気熱を交換しているので、空気を取り込んだり、排出したりしています。
公団吊りにすることで、室外機を覆うものがなくなるので、通気スペースが確保できます。
エアコンの稼働効率を考えると、壁に覆われていないのは、大きなメリットです。
南を向いているベランダに設置すると、直射日光が室外機に直接あたってしまうので、
夏場のエアコン家電効率が落ちてしまいます。
お部屋を冷やすのに時間がかかってしまうので、電気代にも影響が出てしまいます。
エアコン取り付けサービスには、通常取り付け工事が含まれており、特殊工事は追加になることがほとんどです。
通常取り付け工事とは、床置き・ベランダ直置きのみで、それ以外は特殊工事になります。
これは電気屋の意地悪などではなく、専用の金具を使用するための料金が内訳の多くを占めています。
とはいえ、室外機を床における環境があるのであれば、通常取り付け工事の方がおすすめです。
今使っているエアコン室外機が公団吊りで設置されている場合は、
すでに金具をお持ちということになるので、金具を持っていることを業者に伝えましょう。
金具分の料金がかからなくなるので、少しお得に工事できます。
金具をお持ちでなくても、業者に伝えておくと金具を用意した上で取り付けてもらえるので
金具を持っているのかどうか、業者に伝えることを忘れずに!
家電テクニカルサービスで、公団吊りでの取り付けをご依頼いただいた場合の料金をご紹介いたします。
公団吊りの料金は、
専用金具をお持ちの場合:5,000円(税別)
専用金具をお持ちでない場合:12,000円(税別)※金具代を含む
通常取り付け費用に上記のどちらかを加算した金額が、公団吊りの取り付け料金です。
エアコンが中古か新品かで取り付け料金が異なりますので、上記表をご確認の上
ご自宅のご状況に合わせて、ご依頼くださいませ。
いかがでしたでしょうか?
本記事では、室外機の公団吊りについて解説いたしました。
ご自宅の状況で、室外機が床に置けない場合は検討してみてはいかがでしょうか。
エアコンは夏も冬も大活躍の便利家電です。
室外機を床やベランダに置けないからといって、エアコンをあきらめるのは健康のためにもよくありません。
公団吊りという方法も考えてみてくださいね!